風間浦村下風呂地区で龍神祭が執り行われました。
大湯共同浴場の上にある自由寺の本堂に、竜宮竜道大龍王と戒道大龍女の二神が祀られ、毎年8月27日に海上安全と大漁を祈願するため龍神祭を行っています。
初めに、僧侶と漁船の船主が自由寺の本堂に集まり、厳粛な読経の大祈祷が行われます。
大祈祷が終わると、龍神尊像とそれを守護する僧侶が乗船する「御座船」のくじ引きが行われます。
「御座船」を引き当てると、その年は大漁と幸運にめぐり会えると言われているため、船主たちは真剣な顔で参加します。
その後は漁港に移動し、大漁旗を掲げた漁船が御座船を先頭に海上運行し、前沖を一巡すると祈願札を納礼の儀式を行い、祭典はクライマックスを迎えます。
ここ数年は下風呂地区だけでなく全国的なスルメイカ不漁が続いています。
活イカ備蓄センターの水槽にも活イカが無い日が多く、元祖烏賊様レースを開催できない日が続き、お客様にはご迷惑をおかけしております。
この龍神祭をきっかけに、スルメイカが豊漁になる日を待ち望んでいます。