室町時代より続く下風呂温泉。
昭和の文豪も唸った名湯が、ヒバ造りで生まれ変わりました。

「下風呂温泉 海峡の湯」は、本州最北端の村・青森県風間浦村の下風呂温泉郷にある新しい温泉施設です。2つの硫黄泉「大湯」と「新湯」はその昔「万病に効く良い温泉」として褒め称えられ、武士や農民を癒してきました。かつては昭和の文豪も訪れ、その白濁したお湯と硫黄の香りに唸った、風間浦村自慢の温泉。歴史ある名湯を、目の前に広がる津軽海峡とヒバ造りの浴場とともにお楽しみください。

文豪が愛したつの湯

下風呂温泉郷は、海から山の斜面に温泉郷が開かれており、100m以内に3つの湯口があります。
「下風呂温泉 海峡の湯」では、「大湯」「新湯」2つの系統の温泉を楽しめます。
下風呂温泉郷の源泉について

大湯(白濁)

大湯 下風呂温泉(しもふろおんせん)「海峡の湯」

泉質

酸性・含硫酸-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)

効能

切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、動脈硬化症、筋肉や関節などの痛み、消化器疾患

大湯についてはこちら

新湯
(透明に近い)

新湯(しんゆ) 海峡の湯・青森県風間浦村

泉質

含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)

効能

切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、動脈硬化症、筋肉や関節などの痛み、消化器疾患

新湯についてはこちら

井上靖ゆかりの湯 下風呂温泉「海峡の湯」青森県風間浦村
井上靖 ゆかりの湯

昭和の小説家・井上靖の入っていた源泉のお湯(大湯2号泉)。井上靖は1958年に小説「海峡」の取材のため下風呂温泉郷を訪問。「ああ、湯が滲みて来る。本州の、北の果ての海っぱたで、雪降り積る温泉旅館の浴槽に沈んで、俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる。」という一節にもある通り、温泉を堪能しながら小説「海峡」の終局を執筆しました。

目の前に広がる津軽海峡

目の前に広がる津軽海峡 絶景を見ながらの入浴が楽しめる

大きな窓一面に望む、本州と北海道を隔てる津軽海峡。天気の良い日は海の向こうに北海道を望むことができ、夕方は海に沈む美しい夕日を、そして夜には漁船の漁火を眺めながら湯に浸かる。白波浮き立つ津軽海峡で育てられた海産物は身がしっかり締まり、通をも唸らせる海の幸の宝庫でもあります。

青森ヒバをふんだんに使用したヒバ造りの浴場

青森ヒバ造りの「海峡の湯」

海峡の湯を包み込むのは、日本三大美林の一つ「青森ヒバ」。香木とも呼ばれるほど強い香りがあり、その爽やかで心地よい香りは落ち着きをもたらしてくれます。湯船やサウナだけでなく、壁や名札、風呂桶や椅子など至るところが村特産の青森ヒバで包まれた、こだわりの空間です。

ヒバ造りの風呂桶(下風呂温泉「海峡の湯」 )
ヒバ造りの風呂桶
下風呂温泉「海峡の湯」 ヒバ造りの風呂椅子
ヒバ造りの風呂椅子
サウナ室(下風呂温泉「海峡の湯」)
新しくサウナ室も設置
下風呂温泉「海峡の湯」 湯暖簾
井上靖文学碑の一節が書かれた湯暖簾

青森ヒバについてはこちら

海峡の海の幸に舌鼓

下風呂おんせん食堂 海鮮料理

1Fにある「下風呂おんせん食堂」は、津軽海峡で水揚げされた新鮮な海の幸を味わえる食堂。名物・鮟鱇やイカ刺し、平目やサーモンなど、ここでしか味わえない地魚を定食や丼ぶり、あたたかい鍋などでいただきます。海峡の湯自慢のグルメを湯あがりにぜひ味わってください。
鮟鱇についてはこちら

津軽海峡を望むヒバ造りのカウンター席 下風呂おんせん食堂
津軽海峡を望むヒバ造りのカウンター席
平目漬け丼(下風呂、津軽海峡産) 下風呂おんせん食堂
下風呂、津軽海峡産の平目漬け丼
ヒラメ漬け丼(下風呂、津軽海峡産) 下風呂おんせん食堂
平目漬け丼(下風呂、津軽海峡産)
鮟鱇(あんこう)定食  下風呂おんせん食堂
鮟鱇(あんこう)定食
下風呂おんせん食堂のスタッフ
下風呂 おんせん食堂
メニュー例
  • 鮟鱇定食
  • 平目漬け丼(下風呂、津軽海峡産)
  • サーモン丼(青森産サーモン)
  • 地魚定食(刺し身、煮つけ他)
  • げそ天ぷら そば・うどん

※メニューは一例です。内容は変更になる場合がございます。

営業時間

昼の部 11:00~14:00、夜の部 17:00~20:00
※営業時間は変更となる場合がございます。最新情報は下風呂おんせん食堂Instagramをご確認ください。

電話番号

070-4331-3633

定休日

毎週 火曜日、年末年始(12月30日~1月3日)
※但し連休日の場合は、別日になります

下風呂おんせん食堂Instagram

下風呂ゆかりの文人を訪ねる展示室

井上靖が宿泊した「長谷旅館」を再現した客室 二階展示室

2Fには「下風呂ゆかりの人たち」の展示室があり、かつて下風呂温泉郷を訪れた文人たちの記録を展示。井上靖が宿泊した「長谷旅館」を再現した客室や、執筆した散文詩のレプリカが展示されていたりと、昭和の趣を感じる空間になっています。

海峡の湯 2階 展示室
風間浦村の歴史や産業についての展示もある
展示室 井上靖の小説や散文詩の展示
井上靖の小説や散文詩
展示室 小説「海峡」の一節が記された作品
小説「海峡」の一節が記された作品
展示室 風間浦村の紹介映像も公開中
風間浦村の紹介映像も公開中

営業時間・アクセス

下風呂温泉 海峡の湯 外観
営業時間 4月~10月 7:00~20:30
11月~3月 8:00~20:30
(最終受付 20:00)
定休日 毎月 第2・4火曜日
1月1日
※年末年始・GW・お盆等の長期連休日は随時お知らせいたします。
駐車場 あり 16台(満車の場合は海沿いの駐車場をご利用ください)
Wi-Fi フリーWi-Fi完備
入浴料 普通券 450円(村民でない中学生を除く15歳以上の者)
村民券 150円(風間浦村民で中学生を除く15歳以上70歳未満の者)
村民敬老券 100円(風間浦村民で70歳以上の者)
小学券 50円(小学生)
中学券 100円(中学生)
普通券(回数券) 4500円 (入浴券11回分)
※小学校就学前の乳幼児の入浴料は無料です。
  シャンプーリンス 60円
ボディソープ 60円
カミソリ 50円・150円
タオル 200円
フレッサー(あかすり) 450円
湯花 1000円
住所 風間浦村大字下風呂字下風呂71-1
電話番号 0175-33-2116
アクセス 下北交通バス佐井線「下風呂温泉」バス停(下風呂温泉海峡の湯 前)で降車